Gloriosa

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『おはよう!エース!昨日エースが運んでくれたのか?』

 

朝起きたら自分のベッドに寝ていた。

 

「あぁ。昨日はありがとな。世話かけたな。」

 

『オレの方こそありがとう。ついそのまま寝ちゃったみたいだ。』

 

 

 

みんな朝ごはん食べるよね。ご飯作るの手伝いに行こうかな。

 

 

『ちょっとサッチのところ行ってくるよ!』

 

「何でサッチのとこに行くんだよ。」

 

『え?朝ごはん、手伝おうと思って。』

 

 

 

 

 

 

エースが自分も行くと言うので、2人で厨房に来た。

 

サッチはもう準備を始めていたみたいだ。

 

『おはよう、サッチ!オレも手伝うよ!』

 

「おはよう!おっ、ありがとな!じゃあ卵割っといてもらえるか?スクランブルエッグにするから。

・・・で、エースは何しに来たんだ?」

 

 

「俺も手伝ってやるよ!」

「・・なんだ?槍でも降るんじゃねぇか?」

 

「ぅるせー。なにすりゃいいんだ?」

「お前は皿でも並べとけ。」

 

エースは料理に参加させて貰えなかったことを不服そうにしながら、棚から食器を出していた。

 

 

 

 

『ねぇ、この船ってどこに向かってるの?』

食卓に着き、隣に座っているイゾウに聞いてみる。

 

そういえば、昨日島を出港してから行き先を知らない。

 

「さぁな。縄張りの島に向かってるんじゃないか?」

『そうなんだ。』

 

「途中で島を見つけたら一旦寄ると思うぞ。」