『エース!』
「おぉ、ミカンじゃねえかー。どうした?」
エースは結構酔ってるみたい。ちょっとふらふらしてる。
お酒、ほどほどにしておいて良かった。
みんなの飲む勢いがすごすぎて、私は結構序盤からお酒をセーブしていた。
「おいエース。お前もそろそろ部屋に戻れよ。ミカンも連れて行かなきゃなんねぇだろ?」
近くにいたラクヨウが助け舟を出してくれた。
「おぉ、そうだったな。じゃあミカン行くぞ!」
船の中をエースに付いて歩く。
この船、すごく広いんだな。
「ここが俺たちの部屋だ!」
甲板から一つ下の階、1番奥の部屋の扉を開けるエース。
『ベッド、ふたつあるんだな。』
「元々2人部屋だからな。ミカンはそっち使えよ。」
向かって左手側のベッドを指差す。
『ありがとう。』
なんだかやっと落ち着けそうだ。
扉を閉めると服を脱ぎ出すエース。
『え!ちょ!ちょっと!』
「なんだ?俺先シャワー浴びるわ。」
『お、おう。』
急に脱ぐからびっくりした。・・・見ないようにしよう。