「そのへんにしとけよい。」
やば、と思った時、マルコが助けに入ってくれた。
マルコに引き剥がされるエース。
「あ?なんだマルコか!そういやお前、また海軍とやり合ったらしいじゃねえか!」
今度はマルコに絡み出した。
この隙にちょっとここから離れよう。
奥の方ではハルタとイゾウが楽しそうに飲んでいる。
この2人は体の大きさ的にもちょっと親しみやすそう。
「よっ!白ひげ海賊団はどうだ?」
2人に近づくとイゾウが話しかけてくれた。
『みんな仲良くて楽しいよ!』
「ミカンも能力者なんだって?」
お酒を注ぎながらハルタが聞いてくる。
『おぅ。何かサポートできるかもしれないからよろしく頼むよ!』
「よし、じゃあ海に落ちた時は俺に任せろ!」
目を見合わせて笑い合う。
それから他愛も無い話で笑いながら宴会を楽しんだ。
他の隊長達は体の大きい人が多くて最初はおっかなかったけど、みんな優しくてすぐに打ち解けられた。
どれだけの時間こうしていたんだろう。
料理は全て空。お酒もほとんど飲みきってしまった。
お皿片付けようかな。
あたりに散乱しているお皿やコップを集めていく。
「気がきくな!ミカン。」
サッチも一緒に片付けてくれる。
『いつもサッチが片付けるのか?』
「まあな。これもコックの仕事だ。」
さすがに、手際よく片付けていくサッチ。
『オレも手伝うよ!』
回収した食器をキッチンに運んで洗っていく。