「言ったろ?俺とお前の能力じゃ決着はつかねー。」
「能力だけならな。」
「どっちにしろ、お前には負けねぇさ。」
「言ってろ。お前はここまでだ!火拳!」
「そうはいかねぇよ!」
2人は炎と煙を纏いながら激しくぶつかる。
他の4人の海軍たちにも囲まれている。
いくら火拳のエースでも1対5は不利だ。
私も加勢しなきゃ!
『セレリティ!』
「っお?!なんだぁ?!」
『火拳のエース!援護する!』
「なんだか分かんねぇが、こりゃいい!」
「なんだ?!火拳のやつ急に速くなりやがった!」
「蛍火!!・・お前も来いっ!」
ぐっとエースに腕を引かれる。思わず体勢をくずすと片手で抱きかかえられた。
エースの合図で火の玉が爆発する。
一瞬の隙をついて私たちはその場から離れた。
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