Gloriosa

波は穏やか。心地いい風が吹いている。

バルティゴを出発して2日。

もう少しで目的の島に着くみたい。

「ミカン、寒くないか?」

サボが見張り台に登ってくる。

『うん。大丈夫だよ。』

「今日の任務は、交易の相手を割り出すことと、武器庫の破壊だ。
何かあっても俺が守るから。」

『うん。頼りにしてるね!』

遠くに島が見えて来た。

「お、見えて来たな!」

『そうだね!』

『コアラちゃーん!島が見えて来たよーっ!』

「りょうかーい!」