Gloriosa

「そうだ。さっきドラゴンさんと話してたんだ。
今度の任務、ミカンも一緒に行くか?」

思い出したように表情を変えるサボ。

『私も行っていいの?』

「あぁ。ミカンには俺がついてる。」

『うん!行きたい!』

ここでサボを待ってるだけなのも不安で寂しいし、一緒に行けば私にも何かできるかもしれない。

「じゃあ2日後に出発だ。
それと、隣の部屋が空いたんだ。ミカンが使っていいぞ。」

『えっ、いいの?ほんとに?』「あぁ。俺の仕事も手伝ってもらってるし、その方がいいだろ。」

『ありがとう!』

「明日引越しだな。」

『うん!じゃあ、準備しておかないと。』

「そうだな。じゃあ今日はもう部屋に戻れ。」

『うん。また明日ね。』

お別れを言って扉に手をかける。

「ミカン」

名前を呼ぶ声に手を止めると、サボの腕の中に包まれていた。

ふわふわの金髪が頬に当たってくすぐったい。

『・・・サボ?』

「ミカン、ありがとう。」

耳元で低く囁く声に心臓がドクンと飛び跳ねた。