Gloriosa

『・・サボが無事に帰って来てくれて良かった。』

「約束したからな。」

風の音もない静かな部屋に二人の声だけが響く。

『遅かったから、心配した。』

「そうだな。ごめんな。」

ここを離れてる間、ずっとミカンのことを考えてた。またエースの事考えて、泣いてるんじゃないかって思ってた。」

サボの優しい声。

『エースはあの時、帰ってこなかったから。サボも帰って来ないんじゃないかと思った。』

「バカだな。」

ニッと笑って頭をくしゃくしゃと撫でられる。

『またそうやって子供扱い。』

「ん?嫌か?」

『・・・嫌じゃない。』

「ははっ!子供扱いじゃない。ミカンが可愛いからだ。」

『からかわないでよ。』

サボと視線がぶつかる。

「からかってなんかない。」

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