Gloriosa

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絶対帰ってくるって約束してくれた。

サボは強いんだもんね。大丈夫だよね。

繋いだ右手とサボの温かさで、恐怖が少しずつ溶けていく。

『もう少しだけ、こうしてたい。』

「あぁ。」

サボはしばらくそのままでいてくれた。

「ミカン。」

そっと腕がほどかれる。

息がかかるほどの距離でサボと目が合う。

ドキっと心臓が音をたてた。

鼻先が触れそうなところまでゆっくり近づいてくる。

一瞬止まった後、スッとサボが立ち上がった。

「今日は疲れただろ。部屋まで送っていくよ。」

サボはコアラちゃんの部屋まで送ってくれた。

『ありがとう。また明日ね。』

「あぁ。また明日。」

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