Gloriosa

店員さんが持ってきてくれたコーヒーと紅茶を飲みながら、これからの事をサボに話す。

昨日から考えていた事だ。

『あのね、私も戦うための訓練をしたいと思ってるの。』

「ミカンが?」

『うん。コアラちゃんも辛い過去を乗り越えて、今革命軍で戦ってるでしょ。
私にも、何かできる事があるんじゃないかと思って。』

「コアラのこと聞いたのか。
でも、戦う事が全てじゃないぞ。」

『だけど私も力になりたいの。』

「うーん。まぁ自分の身を守れるくらいの力はつけておいて悪い事はないかもな。」

『じゃあ!』

「あぁ。やってみろ!」
いつもの優しい笑顔を向けてくれる。

「ただし、無茶はするなよ。」

『うん!』