Gloriosa

うーん、たくさんあって迷うなぁ。

服屋さんに来たけど、なかなか決められない。

「これなんかいいんじゃないか?」

サボが持ってきてくれたのは黄色のシフォンワンピース。
胸の下で切り替えしがあって形もすごく綺麗。

スカートの丈も短すぎなくていい。

『うん!可愛いね!これにしようかな!』

「ミカンは黄色が似合うと思うんだよな!ひまわりみたいで。」

『ひまわり?』

「そう。いつも太陽に向かって咲いてるだろ?
太陽はエースだ。」

『・・・そっか。ほんとだね!』

ふたりで顔を見合わせて笑う。

「あぁ、それに、ひまわりは見てると元気になれるだろ!ミカンも笑ってる方がいい。」

そういいながらさっきのワンピースをレジに持っていくサボ。

『あ、いいよ!自分で買うから!』