Gloriosa

小さめの買い出し用の船にサボと一緒に乗り込む。

ちょうど他の隊員さんも買い出しに出るところだったらしく、一緒に乗せてもらえた。

甲板でサボと並んで海を見つめる。

『近くの街ってどれくらいかなぁ?』

「1時間もあれば着くさ。嬉しそうだな。」

サボが微笑んでくれる。柔らかい笑顔。
金色の髪の毛が太陽に照らされてキラキラ輝いている。

『街でお買い物なんて久しぶりだなーと思って!』

「そうか。たまには気晴らしも必要だぞ。」

『うん。風が気持ちいいね。』

サボと海を眺めているとすぐに島に着いた。

目立たない場所に船を停めると、早速街へと繰り出した。

人通りも多く、とても賑やかな街。

とりあえず洋服屋さんを探す。