Gloriosa

「お、コアラ、いいところに。」

「ハック!おはよう!」

朝食を食べ終えて食堂を出ようとしたところで、ハックと呼ばれた人がコアラちゃんに話しかけてくる。

「あ、ミカンちゃん、紹介するね!この人はハック!
サボくんと私たち3人で動く事が多いんだ!」

『初めまして!ミカンです。
昨日からここでお世話になってます。よろしくお願いします!』

「あぁ、サボから聞いてるよ。サボの手伝いをしてくれるんだろ?よろしく頼む。

コアラ、この前の任務の件で確認したい事があるんだが今から資料室までこれるか?」

「うん!大丈夫だよ!」

「ミカンちゃん、サボくんの部屋までひとりで行ける?」

『あ、うん。大丈夫だと思う!』

昨日サボと通った道だしね。

「じゃあ私は行くねっ!」

『うん。また後でね!』

食堂の前でコアラちゃんと別れる。

サボの部屋はふたつめの角を右に曲がって、次を左に・・・あれ、右だっけ?

あれ。

似たような扉ばっかりだから分からなくなっちゃった。

おかしいな~。

ここにこんな窓あったかな?

うーん・・・?

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