Gloriosa

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またミカンは泣いていた。

やっぱりエースの事考えるのは辛いんだな。

エースの事を思い出すのは悪い事じゃねえけど、このままじゃミカンの心が壊れてしまいそうだ。

エース、心配すんなよ。
お前が生死をかけて守ったんだ。今度は俺が守る。

ルフィも。ミカンも。

『サボってここのナンバーツーなんでしょ?
すごい人だったんだね。』

「あぁ、コアラに聞いたのか。
別にすごくないさ。ドラゴンさんの目指すものに共感してるだけだ。」

『私もなにかできる事ないかな?お世話になるだけじゃ悪いし。』

「それだったら俺の書類の整理とか手伝ってくれよ。
一応、俺の側仕えだからな!」

『いいの?ありがとう!』

「あぁ。」

とりあえず笑ってくれて良かった。

『ごちそうさま!』

メシはちゃんと食えるみたいだな。

「よし。じゃあ行くか。」