サボに連れられて食堂に向かう。
「さっきは悪かった。気が利かなくて。女同士の方が良かったよな。」
『え?ううん!全然!
コアラちゃんはすごくいい人だね!』
「そうだろ?俺の相棒なんだ。よろしく頼む。ま、ちょっと口うるせぇけどな!」
なんだか嬉しそう。
ふたりは信頼しあってるんだろうな。
「あ、着いたぞ。ここが食堂だ。」
広い部屋に机と人がいっぱい。
『賑やかだね。』
「あぁ。ちょうどメシ時だからみんな来てるみたいだな。」
ふたつ並んで空いているカウンターの席を見つけて、椅子を引いてくれるサボ。
「ミカン好き嫌いはあるか?」
『ううん、特にないよ!』
「じゃあ適当に持ってくるから、ここに座っててくれ。」
好きなおかずを受け取る形式になってるらしい。
サボが取りに行ってくれた。
ほんとにたくさん人がいるんだな。
革命軍っていうからもっとピリピリしてるのかと思ったけど、こうして見るとみんな普通の人たちだ。