Gloriosa

ーーー

コアラちゃんが部屋まで案内してくれる。

『ここってすごく広いんだね。』

「そうなの!道覚えられそう?」

『あ、うん!なんとか!』

部屋がいっぱいでややこしいな。

「ここが私たちの部屋だよ!
二段ベッドなんだ!上の方片付けるからミカンちゃんはそこ使ってね!」

上は荷物置きにしてたからと言ってすぐに移動させてくれた。

『ありがとう。コアラちゃん!』

「いいのいいの!
もう少ししたら夕食の時間だからサボくんが迎えに来るんじゃないかな!」

コアラちゃんのどこまでも明るい笑顔になんだか癒されるなぁ。

「サボくんはああ見えて、ここのナンバーツーなんだよ。」

『そうだったの?全然知らなかった。』

「そんな風に見えないよね。参謀総長ですごく強いんだ!ここにいれば安心だよ。
私も、いつでも話し相手になるからね!」

私を気にかけてくれてるのかな。
それに、何も聞かないでいてくれる。コアラちゃんは優しいな。