サボに連れられて、たどり着いたのはバルティゴ。
革命軍の総本部。
目の前には難しい顔をしているドラゴンさん。
「・・・それで、連れてきたって訳か。」
サボが事の経緯を説明してくれる。
やっぱり、着いてきちゃいけなかったんじゃ・・・。
「ミカンは俺が責任持って面倒見るから!頼む、ドラゴンさん!」
「分かった。お前がそう言うなら、お前の側仕えという扱いにしておこう。」
「ありがとう!」
『ありがとうございます!』
無事にここにいる許可をもらう事ができた。
『面倒かけちゃってごめんね。』
「面倒なんかじゃない。俺がミカンを呼んだんだ。一緒に来てくれて嬉しい。
それにドラゴンさんは見た目は怖いけど本当はいい人だから。」
ニコッと笑うサボ。
なんだか安心する、優しい笑顔。
『うん、ありがとう。』
「とりあえず部屋に案内するよ!」