Gloriosa

あの後エースは家まで送ってくれた。

全く眠れないまま朝がきてしまった。

昨日から胸がザワつくような、嫌な感じがしていた。

もう二度とエースに会えないような。

帰ってくるよね。エース。

エースは東の海岸から出発すると言っていた。

着いてみるとボートの様な乗り物を準備して待っていた。

ストライカーというらしい。

『気をつけてね。』

「あぁ!」

『大丈夫、だよね?』

「なんだ?俺と会えなくて寂しいか?」
そう言ってニヤッと笑うエース。

『ばか。寂しいよ。』

「ミカン」そう呼ぶと唇が触れるだけのキスをする。

「待っててくれ!必ず戻る。俺は死なねぇ!」
私の好きな笑顔。

『うん、待ってる。行ってらっしゃい。』

「あぁ、行ってくる!」

私もできる限りの笑顔で送り出した。