Gloriosa

『え、私ニヤついてた?』

「あぁ、さっきまでどこぞの海賊に絡まれて泣きそうな顔してたのにな。」

そう言いいながら、エースも口の端を上げてニヤっと笑った。

『あのね!前にもこんな事があったなーと思って!その時助けてくれた海賊が、なんとなくエースに似てて。』

「おれに?」

『そうなの!ルフィって言うんだよ!
この街を救ってくれたの!海賊王になるんだって!』

「ルフィ?!そうか!お前、ルフィを知ってるのか!」

『うん!エースの仲間なの?』

「ルフィは俺の弟だ。」
エースはなんだか自慢気だ。

『弟だったんだ!ルフィも今日のエースみたいに助けてくれたんだよ!』

そうかそうか!とケラケラ笑うエース。

「ミカン、笑ったら腹減った!!メシ食いに行こうぜ!」